学部・研究科紹介

「できたらいいな」ができてしまう“情報科学”

人と社会と情報科学の最先端で、みんなが夢だと考えていることを実現します。

情報工学 知能工学
システム工学 医用情報科学科

自分らしく研究して世界を驚かせたい。

コンピュータをもっと強くスマートに

新品のパソコンなのに不具合を経験したり、見聞きしたりしたことはありませんか。研究室では、正確で信頼できるディペンダブル・コンピュータシステムについて研究しており、私はLSI(大規模集積回路)の設計法を学んでいます。ATMや人工衛星などはわずかなエラーも許されませんが、多少のエラーが出ても動くシステムもあります。デジカメや通信機器はどんどん高性能でコンパクトになっていますが、エラーを許せることを利用してもっとコンパクトにできます。省いても問題ないものがわかれば、低コスト化、効率化、省資源化に貢献できます。私が考えたスマートな設計法で作ったLSIをスーパーコンピュータに使ってもらうなど、エラーに強いコンピュータシステムの開発設計で活躍することが目標です。

情報工学科 コンピュータコース 4年
コンピュータデザイン研究室 髙森 研輔さん
中国・吉林省延吉市第一高等学校出身
※本ページの学年は取材時の学年です

 

情報工学科 ネットワークコース インターネット工学研究室 前田 香織教授

インターネットは社会活動のあらゆる場面に普及が進んでいます。私の研究では、全世界に広がるインターネットが研究材料です。携帯電話会社やプロバイダに関係なく、移動しながら継続して通信できる移動透過通信の技術開発や、インターネット上で質のよい音声や映像をやりとりするための遠隔通信技術の研究などに取り組んでいます。

情報工学科 コミュニケーション基盤コース
インターネット科学研究室
前田 香織教授


システム開発で医療に貢献したい

2~3年次に参加した情報医工学プログラムで、「音声でカルテを書けると楽なのに」と医師がつぶやくのを聞き、医療システム開発に興味を持ちました。研究室では、医師からの医療処置伝達を行うオーダリングシステムや電子カルテの開発に活かせる情報技術を研究しています。音声認識のプログラミングや自然言語処理の研究を進めています。例えば、救急車と病院のやりとりや、通院前に音声通信で症状を文字に記録できるようになれば、スムーズな初期治療に役立つことが期待されます。 就職活動では医療システム開発企業から内定をいただきました。医療についても学べる広島市立大学の情報科学部だからこそ、希望した道が開けたのだと思っています。

知能工学科 知能メディアコース 言語音声メディア工学研究室 4年
板倉 愛さん
広島県立庄原格致高等学校出身

 

知能工学科 知能ソフトウェアコース データ工学研究室 黒木 進准教授

情報は日々大量に発信され、データとして膨大に蓄積されています。巨大な「ビッグデータ」を対象に、いかに効率よく目標にたどり着けるかという情報検索技術を研究しています。例えば、検索した地図に店舗や企業、道路、鉄道駅の名称がすべて掲載されていれば、ごちゃごちゃとして肝心の地図がわかりづらくなります。どれを見せて、どれを見せなくてよいか?といったユーザーにわかりやすい情報提示やストレスのない情報アクセスに役立つ研究です。

知能工学科 知能ソフトウェアコース
データ工学研究室
黒木 進准教授


ものづくりでハッピーな社会にしたい

制御工学を研究し、人に優しい「ものづくり」に貢献するエンジニアを目指しています。現在取り組んでいるのは、目的地まで自動走行する車いすロボットの研究開発。屋内での測位に必要なICチップや擬似衛星の導入は高コストですが、私たちは独自の測位システムでコストを抑えた“普及型”を作りました。この研究の成果が一般的になれば、日本中の医療・福祉施設に車いすロボットが普及し、周辺ハイテク機器の開発も盛んになるはずです。 広島市立大学では間違いをダメとせず、なぜ間違ったのか、どう修正するのかといった考える力が評価されるので、ゼロから何かを作る強さが身につきます。ものづくりを通じてハッピーな社会づくりに貢献するという夢に近づいていることを実感しています。

情報科学研究科 システム工学専攻 博士前期課程1年(システム工学科卒業)
知的制御システム研究室 高橋 弘さん
武田高等学校(広島県)出身

 

一歩進んだサウンドデザイン

音響工学の分野で、音に関する「創る・支える・測る・解明する」ことを研究しています。例えば、騒音を別の音で打ち消すアクティブノイズコントロールという技術研究は、自動車の車内空間の静音化や大型船の騒音規制など、自動車・船舶メーカーからの要請に対応しています。高級車らしい音をつくるといった、製品に付加価値を高めるような音のデザインもテーマのひとつです。

システム工学科 インタフェースデザインコース
人間工学研究室
石光 俊介教授


研究でチカラをつけて企業したい

情報工学科で学んだ後、光学の研究に興味が湧いて、大学院の創造科学専攻に進みました。 研究では高速度画像記録装置を用いて、好中球と呼ばれる免疫細胞が異物を取り込む「貪食」の際に起こる「開口放出」という現象を観察、解析しています。 体内に侵入してきた異物を取り込んで処理する開口放出の詳細を明らかにできれば、免疫のしくみや病気の根本に迫ることができるかもしれません。また、1秒間に200コマの撮影が可能な高速度画像記録装置を、スポーツ選手のパフォーマンス解析にも応用してみたいですね。将来は起業しようと考えています。ただ言われるままに答えを出すのではなく、自ら何をすべきかを問いかけ、主体的に考える力を養える今が将来の礎になると思っています。

情報科学研究科 創造科学専攻 博士前期課程1年生(情報工学科卒業)
光システム計測研究室(現:医用情報科学科)
池田 祐介さん
銀河学院高等学校(広島県)出身

 

ロボットが私たちの生活に身近な存在になってきました。私は内視鏡手術を補助するカメラロボットなど,社会や人の役に立つロボットを研究しています。ロボットは人間の代役ではなく、人間の能力を補完・拡張する存在であるというのが持論です。

特に注目しているのは「耳」です。聞くという受動の感覚器だと思われがちですが、実は脈拍、体温、咀嚼(そしゃく)の動きなど多様な情報を持つ器官です。耳から得る情報を信号化すれば、まばたきで音楽を再生したり、体温から熱中症の兆しをキャッチしたり、咀嚼で食生活をチェックしたりすることができます。この耳に装着するコンピュータのデバイス技術を研究開発し、『earable(イアラブル)』と命名して実用段階まできました。使っていて楽しい、使っていて驚きがあるearableを、例えば高齢者に装着してもらえば、体調や食事を家族で見守ることができますし、視覚や言語、手足を使わずに操作できるバリアフリーな点もメリットです。

情報科学、自然科学、工学、医学など広範囲に学べる情報科学部には一人ひとりの夢を叶える可能性、選択肢があります。感受性を高め、未来を具体的に描けば、新たな創造で世の中を変えられるはずです。

医用情報科学科 医用ロボット研究室
谷口和弘講師

 

 

 各科コースと就職について

情報工学科
Department of Computer and Network Engineering
 ・コンピュータコース
 ・ネットワークコース
 ・コミュニケーション基盤コース

世界中のくらしやビジネスに必需のコンピュータとネットワーク。ハード&ソフト両面の技術の広範囲な教育・研究により、次世代の情報環境を創造する人材を輩出しています。

情報工学科について主な就職先について

知能工学科
Department of Intelligent Systems
 ・知能ソフトウェアコース
 ・知能メディアコース
 ・知能サイエンスコース

人間の知的なコミュニケーション&情報行動を支援する高度な知的情報システムの開発・研究を担う技術者を育成。3つのコースに共通する理論と実践の授業を充実させています。

知能工学科について主な就職先について

システム工学科
Department of Systems Engineering
 ・人間・ロボット共生コース
 ・インタフェースデザインコース

人間・コンピュータ・情報システムの調和を図り、広範な価値観のもとでユビキタス社会の実現に寄与する幅 広い視野をもつ創造的な技術者、研究者の育成を進めています。

システム工学科について主な就職先について

医用情報科学科
Department of Biomedical Information Sciences

 

豊かで安心・安全な社会の実現を目指し、医療、生命、環境といった現代社会の諸問題に、既存の学問体系の枠を超えて取り組むことのできる人材の育成に力を注いでいます。

医用情報科学科について主な就職先について