卒業生の声

Voice 卒業生の声

学生時代のさまざまな経験が
現在の教育研究に生かされている

木更津工業高等専門学校 電気電子工学科 若葉 陽一さん

若葉 陽一

木更津工業高等専門学校 電気電子工学科 勤務(平成26年3月 情報科学研究科 博士後期課程 情報科学専攻 修了)

現在、木更津工業高等専門学校電気電子工学科の助教として教育および研究を行っています。教育においては、情報処理とコンピュータ工学の授業を担当しています。大学で学んだ講義内容だけでなく、学生たちの興味を引き出す授業の進め方や考え方は参考にさせてもらっています。また、学外発表を何回も経験したことで、教壇に立つ度胸がつきました。研究においては、現在3人の学生に研究指導を行っています。学部から博士後期課程まで研究を行ってきた文字列照合問題やグラフ理論における最適化問題(最大クリーク問題等)について学生たちと研究を行っています。私が指導教員から受けた研究指導や論文添削、また後輩の研究の面倒を見た経験を生かし、現在の研究指導を行っています。(職位、文章は大学案内2016より抜粋)

在学中に学んだ知識と経験が
今の業務に役立っている

スズキ株式会社 二輪事業本部 二輪車体電装設計部 車両実験課 濱田 浩二さん

濵田 浩二

スズキ株式会社 二輪事業本部 二輪車体電装設計部 車両実験課 勤務(平成24年3月 情報科学研究科 博士前期課程 システム工学専攻 修了)

私は、二輪事業本部二輪車体電装設計部車両実験課に所属しています。現在は、二輪車エンジンから発生するメカニカルノイズを低減する業務に携わっています。エンジン音の解析や部品の寸法測定などを行い、問題となる音のメカニズムや対策を考案しています。大学ではサウンドデザイン研究室に所属し、音や制御に関する知識を学びながら海外発表や共同研究を行いました。研究室で学んだ音や測定の知識は、今の業務に直結しているため大いに役立っています。また、在学中に教職課程を履修し教育実習や非常勤講師を経験しました。生徒にわかりやすく伝えるためにはどうすればいいのかを考えて授業ごとの資料に工夫を凝らしたことは、後輩指導や自分の考えを整理する上で生かされていると感じています。(職位、文章は大学案内2016より抜粋)

学生時代に身に付けた積極生性が
現在の仕事に生きている

富士通株式会社 モバイルフォン事業本部 先行開発統括部 名越 隼人さん

名越 隼人

富士通株式会社 モバイルフォン事業本部 先行開発統括部 ヒューマンセントリックエンジン開発部 勤務(平成24年3月 情報科学研究科 博士前期課程 システム工学専攻 修了)

私は、モバイルフォン事業本部先行開発統括部に所属しています。現在は、スマートフォンに搭載する新しい技術の開発に携わっています。私が所属する先行開発統括部は、自社に数ある開発部隊の中でも他社との差異化技術の開発を担っています。大学時代には、研究活動を通じて学会や国際会議、研究紹介イベントなどに積極的に参加することで数多くの方と議論してきました。私の部署では、新しい技術開発をするための社内での打ち合わせや、直接お客様先に出向いて、お客様と一緒に打ち合わせをする機会が数多くあります。実際にそのような場面では新人だからというのは全く通用せず、どんどん意見を求められます。私は自分のアイデアや意見を積極的に発言していますが、これには大学院での貴重な経験が生かされていると実感しています。(職位、文章は大学案内2014より抜粋)

現在の研究開発に必要なベースは
大学で学んだことにある

株式会社 東芝 半導体研究開発センター 勤務  羽田 隆二さん

羽田 隆二

株式会社 東芝 半導体研究開発センター 勤務(平成19年3月 情報科学研究科 博士前期課程 情報工学専攻 修了)

現在、次世代画像処理LSIの研究開発に従事しており、低消費電力かつ小面積な高性能LSIの開発を目指しています。高性能LSIを実現するためには、コンピュータの仕組みから、ソフトウェア、ハードウェアにいたるまで、幅広い知識やスキルが必要です。このような研究開発で必要なベースは大学で学んだことにあります。大学では、情報工学を専攻し、所属研究室では、ソフトウェア及びハードウェアを効率良く動作させるにはどうすればよいか、というテーマでソフトウェアとハードウェアの境界ともいえるコンパイラの研究に従事しました。また、学会や見本市出展などの学外活動では、他大学や企業とのディスカッションなどを通じて、より最先端の研究がしたいという意欲を持つようになったことが、今につながっていると感じています。(職位、文章は大学案内2014より抜粋)

スーパーコンピュータ開発に携わる修了生

左から田端猛一さん(2008 年博士前期課程修了)、井上智宏さん(2006 年博士後期課程修了)、坂下聡太さん(2011年博士前期課程修了)

2011年6月に世界一の計算能力と報道されたスーパーコンピュータ「京」は、独立行政法人理化学研究所と富士通株式会社が共同開発したコンピュータで、9 万個近いプロセッサを持ち、各プロセッサに膨大な計算を分担して実行させる「大規模並列システム」です。

この開発に本学修了生も関わっています。写真( 上段) の左から田端猛一さん(2008 年博士前期課程修了)、井上智宏さん(2006 年博士後期課程修了)、坂下聡太さん(2011年博士前期課程修了)です。彼らは富士通株式会社次世代テクニカルコンピューティング開発本部に所属し、井上さんと田端さんは「6 次元メッシュ/トーラス」(愛称Tofu インターコネクト)という多数のプロセッサを結合するハードウェア開発に携わりました。坂下さんは、直接設計には携わっていませんが、次世代機に向けてシステムを勉強し、展示会での説明も担当しています。

中村朋健さん(2007 年博士後期課程修了)

写真( 下段) の中村朋健さん(2007 年博士後期課程修了) は独立行政法人理化学研究所計算科学研究機構に所属し、「京」のプログラミング環境について研究しています。「京」の性能を最大限に引き出すためには、9 万個近い各プロセッサにバランスよく計算を割り振ることが重要で、開発者が簡単に扱えて、かつ、システムに最適なプログラムを作りやすいプログラミングの方法やプログラミング言語を研究· 開発しています。また、性能を向上させるため、高度な性能解析のためのソフトウェアを研究· 開発するのも重要な仕事です。(職位、文章は広島市立大学大学院案内2015情報科学研究科より抜粋)

 

大学で教育· 研究に取り組む修了生

広島市立大学 情報科学研究科 准教授 大田 知行 さん

広島市立大学 情報科学研究科 准教授 大田 知行 さん 2002 年3 月 情報科学研究科博士後期課程情報科学専攻中退 2006 年3 月 博士( 情報工学) 学位取得

現在、情報工学専攻ネットワークソフトウェア研究室において、モバイルアドホックネットワークのルーティング技術に関する研究を行っています。モバイルアドホックネットワークとは、スマートフォンのような無線通信装置を持つ携帯端末のみで構成されるネットワークであり、近隣端末との情報交換や非常時の通信インフラとして利用が想定されています。また、学科の専門科目では、ネットワークソフトウェア演習、情報工学実験を担当しています。日々、研究室の学生とのゼミや学会での研究発表を通じて、教育· 研究に取り組んでいます。簡単に扱えて、かつ、システムに最適なプログラムを作りやすいプログラミングの方法やプログラミング言語を研究· 開発しています。また、性能を向上させるため、高度な性能解析のためのソフトウェアを研究· 開発するのも重要な仕事です。(職位、文章は広島市立大学大学院案内2015情報科学研究科より抜粋)

 

起業家の修了生

株式会社ちゃネット 代表取締役 益田 智史さん

益田 智史

株式会社ちゃネット 代表取締役 2003 年3 月 情報科学研究科 博士後期課程 情報科学専攻 満期退学

私は高校時代に数学が好きで、大学で数学を学びたくてこの大学に入りました。たまたま私が入学した年がインターネット元年(1994 年)というのもあり、それまでコンピュータに触れた事がなかった私ですが、プログラムを学べたこと、インターネットとの出会いが、現在の道に進む転機となりました。というのもそれまでは家の中だけで触っているイメージもあり、コンピュータが嫌いでした。しかし、実際は日本中や海外の友達と話ができたりと無限の可能性を感じました。これが、後の人生の基礎になっています。

広島市立大学は情報だけでなく、国際や芸術といったさまざまな人や分野に触れる事ができ、それまでになかった経済や国際的思考力、デザインといった知識や経験を得たことも大切な思い出となっています。そんな私も大学院在学中の2000 年に今の会社を大学の仲間たちと設立しました。高校生まではすごく漠然とした形で「将来起業をする事ができたらいいな」ぐらいにしか考えていませんでしたが、さまざまな人との出会いや広島市立大学で学んだことにより、起業をする事ができました。現在は、タッチパネルを使った商品開発やシステム構築を行っています。

大学時代というのはとても大事な期間だと私は思います。というのも高校と違い、自由という名の自己責任があるからです。社会に出るまでの通過点だと考える人もいると思いますが、私は自分が何を好きで、何を学び、将来何をしたいのかというのを考える絶好の期間だと思うからです。今となっては、起業した分野がたまたまコンピュータ業界でしたが、昔から人が喜ぶ仕組みを企画し、それを形にするというものづくりが好きだったことをよく思い出します。

高校生の時はコンピュータの「コ」の字も知らなかった自分でしたが、振り返ってみると自分がしたかった事というのは何も変わっていない事に気づかされます。私が好きな言葉は「天命を貫く」です。私を必要と思っている人が居る限り、今の仕事が自分の天職だと思ってこれからもがんばります。(職位、文章は広島市立大学大学院案内2015情報科学研究科より抜粋)